最適な座標系の選び方ガイド

誤った座標系を選択すると、地図上での位置ズレや計測の破綻に繋がります。業務の目的に合わせて、正しいシステムを選択してください。

How to Use

以下の質問に答える形式で、あなたのプロジェクトに最適なツールを見つけてください。

Online Tool

1. GPSやGoogleマップを利用していますか?

スマートフォンのGPSや一般的なWeb地図を使用している場合、そのデータはほぼ間違いなく WGS84(緯度経度) です。

推奨: 緯度経度(10進法)
MGRSへ変換 UTMへ変換

2. 日本国内の古い地図(公図など)を扱っていますか?

昭和以前の古い地図は 日本測地系 (Tokyo Datum) を基準にしています。最新のGPS数値をそのままプロットすると、約450mのズレが生じます。

推奨: 現代の業務にはJGD2011、古い図面との整合性には日本測地系を選択。
WGS84 ↔ 日本測地系 変換

3. 無線で位置情報を伝える必要がありますか?

警察・消防・自衛隊などの緊急活動では、緯度経度は聞き間違いが発生しやすく危険です。MGRS(ミリタリーグリッド)が最も安全です。

推奨: MGRS (グリッド座標系)
MGRSを緯度経度に変換

4. 設計や施工など「メートル単位」の計測が必要ですか?

平坦な地図上で正確に距離や面積を計算する場合、緯度経度の「度」ではなく、投影された「メートル」単位の座標系が必要です。

推奨: UTM (ユニバーサル横メルカトル)
GPSからUTMへ変換
⚠️ 重要:測地系のズレについて(必ずお読みください)

座標値は「測地系(Datum)」が異なると、全く別の場所を指します。

  • WGS84 (世界測地系): GPS、Googleマップ、Webメルカトルで標準的に使用されます。
  • Tokyo Datum (日本測地系/旧測地系): 昭和時代の地図や、古い公図で使用されています。

測地系を間違えると、位置が約400〜500メートルズレます。必ず元の座標がどの測地系で測られたものか確認してください。

Use Cases

FAQ

Q: 救助活動にはMGRSが適していますか?

A: はい。NATOや国際救助活動の標準であり、無線伝達時に緯度経度で発生しがちな数字の聞き間違いを防ぎ、短く正確に位置を伝えられるため強く推奨されます。

Q: UTMはどのような時に使いますか?

A: 大規模な土木工事や精密な地図作成など、緯度経度の「度」ではなく、メートル単位での正確な測量や面積計算が必要な場合に最適です。

Q: 度(緯度経度)とメートル、どちらが必要ですか?

A: 測位データの記録やグローバルな共有には「度」を、特定の地域内での正確な距離計測や施工設計には「メートル(UTM)」を選択してください。

専門的検証に関する免責事項

本サイトのコンテンツは、地理空間プロフェッショナル向けの意思決定支援および教育を目的として提供されており、法的助言、測量、または工学的助言を構成するものではありません。 規定および公定規格は法域やプロジェクトの性質によって異なります。本情報は2026年1月11日現在の公開規格に基づいています。 重要なプロジェクトにおいては、必ず以下の資格を持つ専門家に相談し、最新の要件を確認してください:

参照:「専門的利用と範囲

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