計算に絶対使ってはいけないCRS
すべての座標参照系は平等ではありません。「見せるため(可視化)」に設計されたものと、「測るため(計測)」に設計されたものがあります。「見せる」ためのCRSを「測る」ために使うことが、GIS失敗原因のNo.1です。
How to Use
プロジェクトのCRSを、以下の「赤(停止)」と「緑(進行)」リストと照合してください。
Online Tool
Use Cases
- パイプラインの長さ解析のための投影法選択。
- 計算された面積が現実より2倍も大きい原因のデバッグ。
FAQ
Q: Googleマップの測定は信用できますか?
A: Googleの「測定ツール」は裏で測地線計算(高度な数学)を行っているため正確です。しかし、マップタイル画像(Webメルカトル)をエクスポートし、CAD上でピクセル計測すると間違った値になります。
Q: データをスケーリング(縮尺補正)すれば良いのでは?
A: スケーリングは危険です。なぜなら、縮尺係数は緯度によって連続的に変化するからです。静的な係数は、ごく狭い範囲でしか機能しません。
Q: WGS84(緯度経度)は悪いのですか?
A: 悪くはありませんが、あくまで「角度」です。度に対してピタゴラスの定理(三平方)を使うと無意味な値になります。計算コストの高い大円距離(楕円体)公式を使う必要があります。
専門的検証に関する免責事項
本サイトのコンテンツは、地理空間プロフェッショナル向けの意思決定支援および教育を目的として提供されており、法的助言、測量、または工学的助言を構成するものではありません。 規定および公定規格は法域やプロジェクトの性質によって異なります。本情報は2026年1月11日現在の公開規格に基づいています。 重要なプロジェクトにおいては、必ず以下の資格を持つ専門家に相談し、最新の要件を確認してください:
- 各法域の免許を持つ測量士または技術士
- 法的解釈については公認の弁護士
- 関係各省庁(国土交通省、国土地理院、FAA、JCAB等)の最新ガイドライン
参照:「専門的利用と範囲」